無策!10人の相手から勝ち点3奪えず

ワールドカップ2014 グループC 日本 – ギリシャ

ナタル(ブラジル)2014年6月19日

JAPAN vs GREECE

0 - 0

青い悪夢
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  • 2014年6月19日

初戦を落とした者同士 後が無いサバイバル戦

コートジボワール戦に敗れた日本代表のグループリーグ第2戦は、同じく初戦でコロンビアに0-3で一蹴されたギリシャが相手。
名将オットー・レーハーゲルが指揮したユーロ2004では、下馬評を覆して優勝した堅守速攻のチームだ。
先に行われたグループCもう一つのゲームは2-1でコロンビアがコートジボワールを制し、グループリーグ突破を決めている。
ここは日本も勝って勝ち点3とし、コートジボワールに追いついておきたい。

日本代表はスタメンを変更。香川をはずし、大久保を右サイドでスタートから起用。岡崎は左に、また、CBを森重から今野にチェンジ。
特に10番香川のスタメン落ちは衝撃。ここまで本田と並んで香川を重用してきたザッケローニ監督だが、自身も初となるワールドカップ本大会を迎えてのこの決断。果たして平常心なのか、それとも舞い上がってしまっているのか。

硬さが幾分取れたのか、初戦よりもゴールに向かう姿勢を見せる日本代表。大迫が積極的にシュートを放ち、大久保が仕掛ける動きでギリシャDFのファウルを誘発しFKのチャンスを得ている。
これを繰り返していけば得点は生まれるだろうと思われた38分。ギリシャMFカツラニスが2枚目のイエローで退場。11人対10人で数的優位を得た日本の攻勢が始まると思いきやゲームは意外な方向に。

ギリシャの冷徹な判断と日本の無策

一人少なくなったギリシャはさらに守りを固める。第3戦を見据えてこの日本戦はドローでもOKという構えだ。さすが列強ひしめく欧州で揉まれたアウトサイダー、判断が冷徹だ。
ギリシャの3戦目はコートジボワール。強敵ではあるが、グループC随一の実力で自身も散々やられたコロンビアほどでは無いだろう。また、逆に日本の3戦目がそのコロンビアとなるだけに、組み合わせや日程のアヤを考慮した上での判断だと思われる。
日本からすれば、グループ最強と目されるコロンビアよりも10人のギリシャの方がより勝ち点3に近い相手。何とか勝って最終戦に賭けたいところ。

しかし、ここにきてザッケローニの采配がおかしい。
コンディション不良の長谷部を前半のみ起用し後半に遠藤に代えるここ最近の既定路線で既に貴重な交代枠を1つ消化しており、自ら戦術の選択肢を狭めている。にもかかわらず、切ったカードは57分の大迫OUT⇒香川INのみ。しかもここでトップを大久保では無く、岡崎に。トレーニングでは試していたのだろうか。さらに終盤には初戦に続いて吉田を前線に上げるパワープレー。
これが4年間追求してきた「自分たちのサッカー」なのだろうか。

本来切り札であるはずの香川や岡崎に積極的なプレーが見られない上、時間と共に本田も消滅。長友も直前のテストマッチでの絶好調ぶりがウソのような平凡な出来。
それでもアグレッシブに仕掛ける大久保や再三に渡りチャンスを演出する右SB内田の活躍でゴールに迫る日本代表だが決めきれない。
最大のチャンスだった67分の決定機も角度が無い中での難シュートだった。はずした大久保を責めることはできない。
逆に、数少ないチャンスから確実に枠内にシュートを飛ばしてくるギリシャの攻めを好セーブで凌ぐ川島が目立つくらいだ。
日本に気迫が感じられないまま、ゲームはスコアレスドローで終了。

一体どうしたというのか。
鹿児島キャンプがかなりハードだったようだが、コンディション調整の失敗なのか。
手を使ったファールの取り締まりを強化したせいか比較的得点が多く入っている今大会において、その恩恵を最も受けるはずの仕掛けることのできるアタッカー香川の不調。そして交代枠があるにもかかわらず出番すら与えられないドリブラー斎藤。

コンディション失敗や放置していた戦術オプションの乏しさが、はからずも本大会で露呈している。
この4年間は何だったのか。

監督、選手には、コロンビア戦では魂の感じられるゲームを求めたい。
結果に関わらずそれを見せることができなければ、日本のサッカーに明日は無い。

ワールドカップ2014ブラジル大会グループC 順位表(第2節)

TEAMS 試合 得点 失点 Pts
COLOMBIA 2 2 0 0 5 1 +4 6
CÔTE D’IVOIRE 2 1 0 1 3 3 0 3
JAPAN 2 0 1 1 1 2 -1 1
GREECE 2 0 1 1 0 3 -3 1

2連勝のコロンビアがベスト16進出を確定。
残り1枠を3チームが争う展開。
日本は最終戦でコロンビアに勝つことが絶対条件。あとは、コートジボワールvsギリシャの結果次第となる。

日本がコロンビアに1点差を付けて勝てば、勝ち点4、得失点差0。
もうひとつのカードでギリシャが勝てば勝ち点4で日本と並ぶが、3点差を付けないと得失点差が0にならない。
また、コートジボワールが勝てば勝ち点6となり万事休す。
ドローの場合、コートジボワールが勝ち点4で得失点差が0となる。この場合、日本は2点差以上でコロンビアに勝ち、得失点差を1以上にしないとコートジボワールを上回れない。

南アフリカ大会の敗戦以降、この4年間目指してきた攻撃サッカー。
今こそその集大成を見せる時だ。

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