アウェーでカタールに快勝!

ワールドカップ2010最終予選 カタール-日本

ドーハ・カタール 2008年11月19日

QUATER vs JAPAN

0 - 3

得点: 田中達也、玉田、闘莉王

青い悪夢
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  • 2008年11月19日

アウェーでの不気味なカタール戦

名将ブルーノ・メツの監督就任。
加えて、直前のテストマッチの好成績(イランに0-1、韓国とは1-1のドロー)が不気味なカタール。
選手が揃わない日本はぶっつけ本番。謎の片側ゴール付近芝張替え?など不安が渦巻く中、キックオフ。

序盤、ボールが落ち着かない展開の中4分 カタール右サイドのFKからヘディングシュートがGK川口を襲う! しかし、川口は正面でがっちりキャッチ。その後も続けざまにカタールがFKからヘディングシュートを見舞うもボールは左サイドに外れる。
6分過ぎ、右サイドを基点に流麗なパスワークでゴールに迫る日本。やはりこの辺りのスキルは日本が1枚上手だ。
前半13分、カタールがDF寺田が右サイドに出した中途半端なパスをカット。そのままサイドをドリブルされるが、内田が対応、戻ってきた中村俊輔と囲んでボールを奪取する。

中村俊輔のこのゲームにかける気合を感じさせるプレーだ。
攻撃はもとより、守備でも俊輔と内田のコンビネーションはかなり良い。

前線で動き回る田中達が右サイドをドリブル突破。抜群のキレで深く切り込んでからクロスを入れるが、相手DFにクリアされる。コンディションはかなり良さそうだ。
15分、右サイドで遠藤、田中達、闘莉王とつなぎ、最後は闘莉王が左足でミドルシュート! 
しかし、GKがキャッチ。これが日本のファーストシュートとなった。
続けて18分、右CKのこぼれ球から田中達がミドルシュートするも、ゴール右上へ。
そして、19分、内田の縦パスから田中達がスルスルと中央からペナルティエリア内右サイドを突破。そのまま右足を振りぬくとボールはGKの股間を抜けゴール!

先制だ。

その後、膠着した展開が続くが、攻守ともにここぞの場面では日本の組織力が際立ち、危なげなく時間が経過していく。
31分、玉田が倒されて得たFK。遠藤が直接狙うが、壁に当たってゴールの上へ。
直後の右CKもGKにキャッチされる。
32分カタールがスピーディな展開で分厚い攻撃を見せるが大久保や玉田までが体を張り、阻止する。
34分には長谷部が中央のスペースを見つけるとスルスルと得意のドリブルで前線に進出。結局倒されたが、状況に応じたナイスなプレーだ。
直後、田中達とのワンツーで中村俊が左サイドを抜け出し、マイナスのクロス。中央の長谷部がシュートにいくが、ミートできず。こぼれたボールを闘莉王がつないで、田中達がシュートするが、GKにキャッチされる。シュートの意識がいつになく高い日本。分厚い展開だ。
39分、左サイドで玉田~田中達と繋いだボールが右サイドに開いた長谷部に渡り、クロスを中央の田中達がスルー。玉田がポストプレーで落として再び田中達が受け左足でシュートに行くがDFがブロック。
この展開も良い。
これだけ振り回せばカタールDFの消耗もかなりなものだろう。
直後、左サイドからウルグアイからの帰化選手セバスチャン狙いのクロスが飛来。危ない場面だが長友が体を張って防御。
時には集団で囲い込み、時には個人のがんばりでディフェンスする日本。このことでボールポゼッションは圧倒的に日本だ。
決定的なシーンも続発。45分には右サイドの内田がクロスしファーサイドで大久保が受け、中央を上がってきた遠藤へ。遠藤が吸い付くようなトラップから切り替えしてシュートを狙うが阻止される。ペナ内でも自然体でプレーできている。
今日の日本は頼もしいぞ。

そのまま前半終了。
手応えがあったのかハーフタイムを迎えるピッチの選手達の表情も明るい。

それにしても毎度ながら一種独特な中東アウェーのスタンド風景。
そういえば、壷からヘビが出てきそうなBGMは控え目だな。ここカタールでは。

後半も畳み掛ける日本代表

後半開始。

いきなり2分、中央の長谷部からのパスを左サイドに開いた玉田が左足でイレクトでシュート。ワールドカップ ドイツ大会ブラジル戦でのシュートを彷彿させる豪快な一撃がGKの右手グローブを突き破ってネットに突き刺さる!

ゴール!2点目だ。

左右に振った日本の分厚い展開について行けず、カタールDFのマークがユルユルだ。

もう攻撃に転じるしかないカタール。
ボールを大事に中盤で回しつつ徐々に日本ゴールに迫ってくる。
この時間帯、あえてボールを持たせるかのような日本のディフェンス。余裕すら感じさせる展開だ。
53分、カタールがCKからボールを入れるが、川口が両手フィスティングでクリア。
その後も時折カタールに攻め込まれるが、ボランチ長谷部や中澤の穴を埋める寺田も良くがんばり、心配された川口が気合で空回りする場面を作らせない。
57分、相手DFの緩慢な動きからボール奪取した大久保がゴールへ突進。フリーで左足のシュートを放つが、GKがセーブ。これは決めて欲しかった。
この後もボールは持たせるが危険の一歩手前で凌ぐ日本。
カタールの攻撃もそれほどトリッキーでも無く、組織的でもないので対応しやすそうだ。

攻撃に転じた日本は前線の小兵3人(玉田、大久保、田中達)のドリブルやパスのコンビネーションが良くカタールDFに脅威を与え続けている。
これがアジリティ(敏捷性)を活かした日本サッカーの理想型かもしれない。
次々に選手を入れ替えるカタールを横目に中盤と前線の抜群のパスワークでゲームを支配する日本。
そんな流れの中からペナ右に切れ込んだ田中達だったが、これはDFがクリア。
しかしこれで得たCKを中村俊がショートで出し、息の合ったタイミングで遠藤が戻したボールを受けてファーサイドへ。このクロスを闘莉王が角度のないところからヘッドで決めて3点目。

これでこのゲームの勝敗は決まった。
白い小波がスタンドを覆う。勿論ウェーブなどでは無い。カタールの観客がゲームを諦めて帰途に着き始めたのだ。

71分、 田中達OUT⇒松井IN。
サンテティエンヌで出場機会に恵まれない松井のゲーム感覚回復とケガ明けの田中達の疲労回復を兼ねた交代。余裕のコンディション調整モードだ。
直後、長友が左サイドを突破して中央へクロス。クリアボールを拾った長谷部が左足で鋭いシュート。ゴールの上に外れたが、シュートレンジに長谷部が居る事が大事。このゲーム、遠藤がバランサーとして効いている。
その為、相方の長谷部が攻守ともに縦横無尽で働けている。

81分 カタールが左右の揺さぶりから中央に抜け出た選手がシュート。DFに当たってコースが変わったボールを川口が横っ飛びで好セーブ。
86分、大久保OUT⇒岡崎IN。
今日は巻はベンチにも入っていない。
あくまでも前線のアジリティがゲームを制すると岡田監督は読んだのだろう。
ロスタイムに入って玉田OUT⇒佐藤IN。
日本はボールを回しながら時間を消費。カタールにボールを奪われても岡崎、佐藤らが前からしくこくチェックし、カタールのあせりを益々増幅。

そのまま試合終了。

戦前危険視された帰化選手をチームとして活用できるレベルにまで達していない印象のカタール。特に高さや爆発的なスピードも見られない。明らかに格下と言って良いだろう。
岡田監督の進退まで持ち出して煽ったマスコミの盛り上がりに、肩透かしを食わせる快勝だ。
これで3戦無失点全勝でトップのオーストラリアに次ぐグループ2位で2008年の戦いを終えた日本。

次はJのシーズンオフ明け早々、ホームでのオーストラリア戦だ。

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