余裕のブラジルに子ども扱い

国際親善試合 ブラジル-日本

ブロツワフ(ポーランド) 2012年10月16日

BRASIL vs JAPAN

0 - 4

青い悪夢
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  • 2012年10月16日

ありがたいアジアカップ優勝の恩恵

アジアカップ2011優勝→2013年のコンフェデレーションズ・カップ出場決定→コンフェデと日程の近いワールドカップ2014アジア最終予選の最終戦繰上げ、という玉突きスケジューリングでアジア最終予選の試合消化が早めの日本代表。先日のフランス戦に続く国際Aマッチデーは今回もフリー。そこで浮上した親善試合の相手は、2014年ワールドカップ開催国のブラジルだ。
ここ数年の国際大会の低調を反映してFIFAランク1位こそスペインに譲ってはいるが、王国の威信にかけて自国開催のワールドカップで無様なマネは許されない。復活が期待されるカカ(レアル・マドリー)や次代を担うネイマール(サントス)、オスカル(チェルシー)などを擁し、テストマッチを繰り返しながら本大会に向けたチームづくりの最中にある。

この濃厚なマッチ・メーキング。
日本サッカー協会の尽力もさることながら、やはりアジアカップ優勝による恩恵と言えるだろう。残念ながら震災の影響で不参加となったが、2011年には南米選手権にも招待されていたし。
この機会を活かし、日本代表もアジアモードとは別の本大会モードのチームづくりを進めて欲しいものだ。

まあまあ本気のブラジルに対し、本田復帰でベストに近い日本代表

国際親善試合 ブラジル-日本 2012年10月16日 スタメン日本代表のスタメンはケガから復帰した本田を1トップに据えた興味深いフォーメーション。2010年南アフリカ大会では同じく本田1トップながら、中盤にはボランチ2人の後ろにアンカーMFで阿部を置いた弱者のスタイルだった。今回はここ最近の日本代表のスタンダードといえる4-2-3-1。パスワークと連動性を活かしたサッカーが王国にどの程度通じるのかが注目を集めた。

序盤、ゲームは意外にも日本ペース。
ブラジルが様子見していた部分もあるが、連動した動きとパス回しがハマり、9分にはペナルティエリア内でボールを受けた本田が左足でシュートするなど、フランス戦とは格段の良さを見せる。
しかしそこはやはり王国。
前半12分。中盤でちょっとしたエアポケットのようなスペースを得たパウリーニョが右足を一閃すると、鋭い弾道でボールが日本ゴールに突き刺さる。ブラジルが先制!
ここぞ、の決定力はさすがだ。

その後、ある程度日本にボールを持たせつつも、マイボールになると圧倒的なオーラを放ち始めるブラジル。
今野がカカを倒して与えたPKをネイマールに決められ0-2。

所属するヴォルフスブルクで干されて実戦から遠ざかり、試合勘が危惧された長谷部が意地を見せてドリブルからミドルシュートを放つもGKがストップ。

この場面に全てが集約されている。ブラジル1点目のパウリーニョが何気なく蹴った意外性のミドルが決まり、長谷部の渾身の一撃が決まらない。サッカーを知り尽くした大国と、ようやく世界に足を踏み入れようとした新参者との間に横たわる感覚の差が、見た目は少しでも実際にはとてつもなく大きく感じてしまう。

見せ付けられた次元の差 世界に立ち向かうための戦術は?

後半開始と共に、中村OUT→乾IN。内田OUT→酒井宏樹IN。
11月のワールドカップ2014アジア最終初戦 オマーン戦に出場停止の内田に代えてテストの酒井。香川がトップ下に移動し、アジリティのある元セレッソ・トリオ(乾・香川・清武)と今日も抜群のキープ力を見せる本田のコンビネーションで打開をはかろうという意図だ。
ところが、後半3分。前半から日本の右サイドを蹂躙するキレキレのネイマールが3点目を決めて事実上の終戦。
香川の左足シュートがゴールポストを掠めるシーンもあったが、もはや余裕で子供をいなすようなサッカーを展開するブラジル。
散発に終わる日本の攻撃を尻目に、中盤でボールを持つや全盛期を彷彿させる一瞬のキレと迫力でマークを振り切ったカカが左足シュートを決めて復活宣言するオマケまでついて0-4で惨敗。

国際親善試合 ブラジル-日本 カカ

アジアカップ以降、ほぼ固定したメンツで熟成してきた日本。局面ではチームとしての連動性を見せたが最後の決定力には欠けていた。
対して、チーム構築中のためか全体的には緩い連動ではあるが、局面では強烈な個の力を発揮するブラジル。
次元が全く違う。
ブラジルはここからメンバーを絞り抜き、さらにチームとしての連動も高めてくるだろう。
そんな相手と果たしてこのままの方向性で戦えるのか、厳しいリーグで個々がレベルアップすれば解決する問題なのか、やはり戦術から考え直さないといけないのか。

ワールドカップで戦うには、ザック仕込みの3-4-3で世界の潮流に逆らうしか無いような気がしてきた。

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