120分の死闘! ライバルと最高の舞台で

アジアカップ2011準決勝 韓国-日本

ドーハ(カタール) 2011年1月25日

KOREA vs JAPAN

2 - 2 (PK0 - 3)

得点: 前田、細貝

青い悪夢
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  • 2011年1月25日

チーム一丸となる日本代表 結束力を高める韓国 共に最高の状態で準決勝へ

アジアカップ2011 準決勝 韓国-日本 2011年1月25日 スタメン最高の舞台が整った。

アジアカップ準決勝で日本と韓国が激突。
韓国はパク・チソンがこの大会を最後に代表引退を発表しており、偉大なキャプテンを優勝を花道に送り出そうと結束。
対する日本もワールドカップ南アフリカ大会より3歳若返った欧州組中心のメンバーが、アジアカップならではの苦しい戦いを通じて一丸となってきている。

前半は、「アジアのバルセロナ」 日本がリズミカルなパスワークで韓国を翻弄。
17分には左サイドで中盤と前線とで2度に渡り高速ダイレクトの上下パス交換を行い韓国DFを幻惑、すかさずウラに抜け出した長友が上げたクロスに岡崎がヘッドで飛び込む。シュートは惜しくもGKのファインセーブで掻き出されたが、完全に崩したシーンだった。
しかし先制したのは韓国。
22分にペナルティエリアにドリブルで進入したパク・チソンを正当なショルダー・チャージで倒した今野が、不可解なファールの判定でPKを献上。それでいてイエローも出ない、何か中途半端なレフェリング。現在アジアNo.1プレイヤーであるパクのブランドが判断を狂わせたのだろうか。このPKをキッチリ決めた韓国。0-1だ。

しかし、本大会の代表メンバーはズ太いというか妙に肝が座っている感じで頼もしい。
少しも動揺しない日本。本田が貫禄のドリブルでボールを運んでいると、猛然と左サイドを駆け上がる長友。韓国右サイドバックのチャ・ドゥリの背後を猛然と走る長友に本田からパス、受けた長友がさらにドリブルで切れ込み、DFに倒されそうになりながら執念で中央に折り返すとそこには前田。前田は追いすがる韓国DFのファール覚悟のスライディングに間一髪間に合いボールを右足インサイドでコンタクト。ボールがネットに突き刺さった!
36分。日本同点に追いつく。先ほどのチャンス同様、完全に韓国を崩しての得点だ。

アジアカップ2011 準決勝 2011年1月25日 前田

その後も日本ペースで前半は終了。
勝負のゆくえは後半に。

韓国が精神力で追い詰める後半、そして延長戦へ

後半ペースを握ったのは韓国。
この試合までの間隔が日本の中3日に対して韓国は中2日。
しかも準々決勝はイランとの延長120分を戦い抜けてのものだ。当然体力は落ちるだろうと思われたが、逆に日本を上回る運動量でピッチを支配。しかし肝心のゴール前での迫力を欠き後半は共に無得点で延長へ。
ザッケローニ監督は後半37分の選手交代で中盤を厚くした韓国の布陣を見て、後半42分に香川OUT→細貝IN。
松井の離脱後、スタメンに岡崎が入った事で攻撃のカードが足りない日本。攻撃力よりも延長戦を考慮しバランスを考えての交代だったか。(香川は後に右足甲の骨折が判明)

延長前半6分。何気ない岡崎の突破が韓国DFに阻まれたところでホイッスル。
ペナルティエリア外に見えたが、判定は何とPK。
まぁ、前半に韓国にPKをプレゼントしたレフェリーのやることだからお互い様だろう。
キッカーは本田。シリア戦でのGKの股抜きドキドキPKが脳裏を掠める。
そして、本田の蹴ったボールは・・・やはりGKがブロック!
しかしピッチ上の全選手の誰よりも猛然と走りこんでいた選手がいた。
それは何と細貝!
任務はバランサーのはずなのに、一番フレッシュな状態でいることを自覚したナイスなプレーだ。
誰よりもボールにいち早く触った細貝が韓国ゴールに叩き込み日本逆転!2-1だ。

アジアカップ2011 準決勝 2011年1月25日 細貝

延長前半終了間際には前田に代えて伊野波を投入。
DFの枚数を増やして逃げ切ろうという目論見か。
しかし、これがいけなかった。
練習ですらやったことの無い5バックで混乱する日本DF陣。
中盤でボールをポゼッションできなくなりDFラインは徐々に後退。
たまにボールを持つと本田、長友らがコーナー付近でボールキープし時間を消費しようとする。
苛立つ韓国。しかしその気持ちをプレーの荒さでは無く、気迫に昇華するあたりがさすが韓国。
終了寸前にFKからのこぼれ球をペナルティエリアの混戦の中から決められ2-2に。
このまま120分が終了。

PK戦に突入 ザックが一人目のキッカーに指名したのは本田

ゲームとしてはドローだ。しかも又しても守りきれなかった。メンバーは代わっても日本の悪しき伝統は残るなぁ。
PKは時の運だ。
2人続けて甘いコースに蹴った韓国のPKを、ワールドカップのチリ戦とは打って変わって最後まで動き出すことなくどっしり構えた川島がコースを読みきりセーブ。
日本は本田、岡崎が決め、長友がはずすも、最後はこの日お誕生日の今野が決める。
日本が決勝に進出。
さっきも言ったようにゲームはドローでPKは運。
だから、勝ったとは言いたくない。
決勝に進む権利を得ただけのことだ。

アジアカップ2011 準決勝 2011年1月25日 今野

それにしてもザック。
PKを外している本田を一人目のキッカーに選んだあたり、相当なギャンブラーだな。
本田もその期待に応え、思い切りの良いキックでゴール上部に突き刺した。
この出来事が今後の彼らの絆をより深くすることだろう。
色んな意味で派手な印象が強かったこれまでの外国人監督の中にあって、今のところ比較的地味な印象のザッケローニ監督だが、やはりセリエAの強豪を率いてきた実績はダテじゃないよ。

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