激闘!アジアカップ準々決勝

アジアカップ2011準々決勝 カタール-日本

ドーハ(カタール) 2011年1月21日

QATAR vs JAPAN

2 - 3

得点: 香川2、伊野波

青い悪夢
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  • 2011年1月21日

アジアカップ2011準々決勝 開催国との激闘

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日 スタメン開催国カタールとの完全アウェーゲームということで、戦前から話題盛りだくさんのこのゲーム。
注目のレフェリーは、アジアカップ2004中国大会の日本VSレバノン戦のPK戦で宮本キャプテンの申し入れに従い、PKを行うエンドを入れ替えたマレーシアの審判。
そしてカタールは名将ブルーノ・メツの元、南米やアフリカからの帰化選手5名を含むフィジカルと個人技に優れたチームだ。

日本を相当研究したと思われる素早くタイトなチェックに苦しみなかなか思うようにボールを回せない日本に対し、カタールは躍動。長いストライドを活かしたドリブルや前線の長身FWセバスチャンに当てて小兵FWがそれを拾って突っかける、というシンプルでダイナミックな攻撃を仕掛け、遠目からも積極的にシュートを放ってくる。
すると12分。上げ目のポジションを取る左サイドバック長友の裏のスペースにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したセバスチャンがドリブルで持ち込み、吉田の股を抜くシュート。カタールが先制!
白装束で埋まったスタンドも大盛り上がりだ。

幸いまだ序盤。
日本は落ち着いてゲームを進めポジションチェンジを交えて辛抱強くカタールDFの綻びを狙う。足元へのパスが多く展開に不満は残るが、ファールで得た本田のFKや長友の切れ込んでのシュートなどでカタールのゴールへ徐々に迫る。
そしてそんな中、本田からのループパスにオフサイドラインから抜け出した岡崎がサウジ戦を彷彿させるループ・シュートを敢行。

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日 岡崎

これはGKに防がれるも後方からあきらめずに詰めていた香川がプッシュしゴール!

10番を背負うエースに待望の初得点で日本が同点に追いつく。大会中に第二子を得た岡崎を祝福するゆりかごダンスも飛び出し、チーム一丸となってのムードを高める。
その後も双方シュートの応酬がありながら前半はこのまま1-1で終了。

10人で戦う苦しい展開 10番 香川が輝きを放つ

後半早々、セバスチャンへの密着マークでもつれた吉田にイエローカードが。
前半から再三見られたシーンだけにこの後マークが緩くならないか心配だ。しかし、その心配は意外な形で最悪の結果に結びつくことに・・・
その後、岡崎ならではの裏に抜け出してのダイビングヘッドや長友のシュートなどでカタールを脅かしつつ逆転のチャンスを伺う日本に暗雲が。
後半16分。抜け出そうとしたカタール選手に数的イーブンの状態だった為激しいチャージを見舞う吉田。相手を倒したプレーは単純なファールかと思われたが、故意か偶然かファール後に相手選手と足がもつれてしまったのがいけなかった。おそらくこの部分を咎められたのだろう。吉田は2枚目のイエローでレッドカード!
しかもこのファールで与えられたFKをフリオ・セザールに直接決められ1-2。カタールが勝ち越す。川島がボールに手を触れたのはゴールの中だった。これはポジショニングのミスでは?

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日

ともかく、一人少ない状態でビハインドの日本は非常に苦しくなった。

ザッケローニ監督は、サウジ戦とは打って変わって典型的なポストとして体を張っていたFW前田に代えてDF岩政を投入。ディフェンスを整えつつも前線の流動的なアタックに活路を見出す作戦のようだ。
積極的に行くしかない日本。
おそらくそんなムードも後押ししたのだろう、本田からのパスがこぼれた所で果敢にゴールに向かった香川が左足で落ち着いてシュート。

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日 香川

後半25分。日本が同点に追いつく。

ここからしばらくはカタールが息を吹き返し攻勢を強めるが、防ぐ日本。
日本も長谷部が鬼気迫るドリブルを仕掛けたりと、いつもならチャージを受けて簡単に転ぶところを踏ん張って相手ゴールに向かう。これはもうサッカー選手としての本能だろう。
そしてそんな姿勢が逆転に結びついたのが終了間際、延長戦を意識した後半44分。

長谷部からの鋭いパスをオフサイドライン上で足元に納めた香川が決意のドリブルでペナルティエリアに侵入。激しく体をぶつけるカタールDF。普通ならここでPKを欲しがって転がる所だが、香川は崩れない。歯を食いしばってさらに右前方へドリブル。シュートか、そう思われた矢先カタールDFの第二次チャージが香川を襲う。さすがに耐え切れず倒れ込む香川。PKか・・・誰もがそう思った瞬間、終盤は前線に上がらないよう指示されていたはずのDF伊野波が走り込んでおり、こぼれ球に反応。簡単に蹴り込んで日本がドラマティックな逆転!

内田の累積警告を受けスタメンで出場したものの、本職のセンターバックには無いプレー=サイドライン際を走り込んでのセンタリング、に難を見せていた伊野波が決勝点とは・・・・

サッカーとは何と不可思議なのか?!

それにしても香川のドリブル。鬼神のようだった。

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日 伊野波

ロスタイムは4分。

リードして攻勢中はウェーブも巻き起こっていたスタンドも静まり返り、アッラーに祈りを捧げるカタールのサポーター達。
終盤何度かあったカタールCKのピンチも防ぎきり3-2で日本が勝利。
準決勝にコマを進めた。
山あり谷ありのアジアカップらしいドラマティックなこのゲームで得たもの。
それは、同点ゴールが決まる度に今まで見せたことの無いガッツポーズで感情を露にしていたザッケローニ監督以下、スタッフやスタメンもサブも関係無く一丸となってまとまってきたチームとしての絆かもしれない。

準決勝の相手は韓国VSイランの勝者だ。
これはもう戦争だ!

アジアカップ 準々決勝 カタール-日本 2011年1月21日 ザッケローニ監督

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