アジアの不条理 中東の笛!

アジアカップ2007 シリア-日本

ドーハ(カタール) 2011年1月13日

SYRIA vs JAPAN

1 - 2

得点:長谷部、本田(PK)

青い悪夢
  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • 2011年1月13日

初戦と同様の布陣でアジアカップ第2戦シリア戦へ

アジアカップ2011 シリア-日本 2011年1月13日 スタメン初戦を引き分けた日本とサウジアラビアを沈めたシリアが激突するグループリーグ第2戦。
ヨルダン戦後のインタビューでスタメンについて多少の入れ替えを匂わせていたザッケローニ監督だが、始まってみればラインナップはヨルダン戦同様のイレブン。監督の信頼は厚いようだ。
ボールポゼッションする日本に対し、ボールを奪うやいなやタテに素早いカウンターを仕掛けるシリアという図式はヨルダンとの第一戦と同じような展開。
ただ、タテへの推進力と正確さはヨルダンよりもシリアの方がやや上のようだ。

ゲームが動いたのは前半35分。
内田から右前目でパスを受けた本田が、意を決したかのような力強いドリブルでペナルティエリア右奥に侵入。
シリアDFに寄せられながらもマイナス気味に折り返し、ボールが後方から走りこんだ香川に。ファーストタッチでDF2人を置き去りにした香川はそのまま右斜め前にドリブルし突如シュートフェイントで切り返す。するとGKを含めシリアDF3人が釣られて転んだところで左足シュート!
これはシリアGKのファインセーブに防がれるも、こぼれ球を拾った松井が落とし、右寄りで待ち構えていた長谷部が落ち着いて右足インサイドで流し込みゴール!長谷部はそのままゴールライン際でアップしていたサブの選手に向けてダッシュ。
日本が先制。

アジアカップ2011 シリア-日本 2011年1月13日 長谷部

いい形で前半を終えた日本。
しかしやはり舞台はアジアカップ。後半に何のドラマもなく終わろうはずが無かった。

不条理な中東の笛がゲームを支配!

後半に入ると、1点を追うシリアが日本のボール保持者へのプレスを強めてきた。
そしてカウンターから結構鋭いシュートも放ってくる。特に後半から入った10番の能力が高そうだ。
後半20分に香川OUT→岡崎IN。ザックの中で岡崎は切り札としての位置づけが確定してきたようだ。

そんな中事件は勃発。
長谷部の中途半端なバックパスをペナルティエリア内ギリギリのところで川島がクリア。ところがこのボールが詰めて来たシリアのアタッカーと今野の所に転がり、ゴールに向かってこぼれてきた場面で川島とシリアFWが交錯。
副審が旗を挙げオフサイドかと思われたが、主審がその判定に対して打ち消すような仕草を見せる。主審の見解では今野がボールにタッチしたのでバックパスであり、シリアのオフサイドにはならない、ということのようだ。
そして日本のファールを取りシリアにPKを与え、さらに得点機会を邪魔しととして川島が一発レッド!
納得できない日本イレブンとベンチが激しく抗議するも、判定は覆えらない。
日本は前田を下げ、サブGKの西川を投入。
しかしシリアのキッカーが冷静に左隅に蹴り込みシリアが同点に追いつく。

アジアカップ2011 シリア-日本 2011年1月13日

残り15分。
10人になった日本は、目が覚めたかのようにタテへのシンプルな攻撃を見せ始める。
特に遠藤がビジバシと鋭いグラウンダーのパスで前線にクサビを打ち込む。
そして後半35分。
後方からのロングボールを拾いドロ臭くペナルティエリアに持ち込んだ岡崎がシリアDF2人に挟まれて倒されると、今度は日本がPKを獲得。PKに相当しないよくあるプレーに見えたが・・・。主審の中で”バランス感覚”が働いたのだろうか。まぁ、微妙な判定のPKの後で帳尻合わせのようにさっきとは逆のチームにPKが与えられるのはサッカーでは良くある光景だが。
そしてこのPKを本田がほぼド真ん中に蹴り込むと、ボールは右に飛んだGKの両足の間を掠めてゴールネットへ。
日本が勝ち越し。そしてこのゴールが日本代表としての通算1000ゴール目だそうだ。
アジアカップ2011 シリア-日本 2011年1月13日 本田PK

アジアカップ2011 シリア-日本 2011年1月13日 本田

ゲーム終盤。ロスタイムは何と6分。抗議で揉めていた時間が長かったから仕方ないだろう。
10人でシリアの攻撃を凌ぐ日本。
シリアのエンドで得たFKを日本がなかなかリスタートしないのに業を煮やしたシリアDFが退場となるオマケも付いて試合終了。
日本がシリアを退け、ザック・ジャパンとして公式戦初勝利となった。

シリアにボールが渡ると途端にヴォルテージが上がる会場の雰囲気、不条理なレフェリング、などアジアカップらしいムードになってきた。
世界の強豪に挑むワールドカップも痺れるが、純粋な戦力以外の不条理とも戦わなければならないアジアのゲームでは、これはこれで又違ったハラハラドキドキ感が楽しめる。
そして多分、そんな環境が皮肉にもチームの一体感をより高めてくれるはずだ。

先に行われたゲームではヨルダンが何とサウジアラビアに勝ち、サウジアラビアのグループリーグ敗退が決定。
勝ち点4の日本はその同4点のヨルダンに得失点差で上回りグループ1位。3位に勝ち点3のりシリアが付けている。

  • 大久保が覚醒!代表初ゴール
    長居スタジアム(大阪) 2007年10月17日
  • ダブルファンタジスタをテスト
    埼玉スタジアム(埼玉) 2008年5月27日
  • 準々決勝 オーストラリアをPK戦で退ける
    ハノイ 2007年7月21日
  • ベトナムに順当勝利 グループBを1位通過
    ハノイ 2007年7月16日
  • アジアならではのアウェー戦 重慶の笛
    中国・重慶 2008年2月22日
  • カミカゼシステムをテスト
    埼玉スタジアム(埼玉) 2007年6月5日
  • 最終予選という名のテストマッチ
    国際総合競技場(横浜) 2009年6月10日
  • 強豪ウルグアイに惨敗!
    宮城(日本) 2013年8月14日
  • 2013年初戦を快勝!
    ホームズスタジアム(神戸) 2013年2月6日
  • モチベーションの差
    平壌(北朝鮮) 2011年11月15日
  • 無策!10人の相手から勝ち点3奪えず
    ナタル(ブラジル)2014年6月19日
  • ザック・ジャパン最終戦
    クイアバ(ブラジル)2014年6月24日
  • 攻守で弱さを露呈 W杯決定持ち越し
    アンマン 2013年3月26日
  • W杯ベスト8常連国によるレッスン
    ベロオリゾンテ(ブラジル) 2013年6月22日
  • 極東ダービー 宿敵韓国戦
    ソウルW杯競技場(韓国) 2010年10月12日

日本代表 試合リスト